海洋プラスチックごみの対策につながる「生分解性プラスチック」の定義は、使用後、自然界に存在する微生物の働きによって水と二酸化炭素に分解されるプラスチックのこと。また、二酸化炭素の排出量を削減して地球温暖化対策につながる「バイオマスプラスチック」の定義は、再生可能なバイオマス資源を原料として作られるプラスチックのことです。それぞれは着目点が異なるため、バイオマスを原料としているプラスチックでも、生分解性の機能があるものと、ないものが存在しています。

［Mater-Bi］の製造は、まず休耕地で原料を育てるところから始まります。「アザミ」や「サトウキビ」などの再生可能な植物から成分を抽出し、さらに「トウモロコシ」由来のでんぷんを世界有数のポリマー技術を駆使して合成。Novamont社では、石油由来のPBATに最先端の化学と農業を組み合わせて一貫製造を実現しています。また、使用している原料は非食用のため、食糧難にも影響を及ぼしません。さらに、焼却処理する場合にも、二酸化炭素排出量を低減します。地球のさまざまな問題に配慮し、原料から創る。決してブレない、Novamont社のこだわりです。

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［Mater-Bi］は、すでにさまざまな企業様とパートナーシップを締結。ヨーロッパでは、日本でも展開しているイタリア発の総合フードマーケットと2010年に戦略的パートナーシップを結び、さらに同じくイタリアの世界的人気ジェラート店と共同プロジェクトに取り組むなど、紙コップをはじめ、レジ袋・カトラリー・農業用のマルチフィルムといった幅広い製品をさまざまな企業様に採用・導入いただいています。

Novamont社には、これまで培ってきた世界有数のポリマー技術はもちろん、2012年にロンドンオリンピック、2015年にはミラノ国際博覧会をきっかけに、欧州のさまざまな企業に、幅広い製品をご提供してきたノウハウと実績があります。GSIクレオスは、それらを活かし、原料の販売はもちろん、製品化されたプラスチック商品も取り扱っています。世界的な環境問題に対して、私たちとともに、［Mater-Bi］とともに、力を合わせて取り組んでいきましょう。