メッセージ MESSAGE

世界的なプラスチックごみ問題。
私たちは、その解決に向けた
あたらしい選択肢
「“ブンカイ” アクション!」に
取り組んでいきます。

01 私たちの想い

世界的な問題となっている、プラスチックごみ対策。
すでに海洋に流出したり、土壌に埋没しているプラスチックは、
何百年、何千年、海や土の中に残りつづけると考えられています。
そして、そんなプラスチックなしに、ひとは生活することができません。
だからこそ、地球にやさしい、あたらしい選択肢を。
プラスチックを消滅させる“ブンカイ”というアクションを。
私たちは、生分解性プラスチック[Mater-Bi]を通じて、
一歩先をゆく環境問題・プラスチックごみ対策に取り組んでいきます。

02 世界と日本の今

例えば、捨てられたレジ袋の、その後。

細かく粉砕されたプラスチックは、
二度と回収ができません。

人類が生成した化合物 プラスチックは、一般的に焼却処分しない限り、自然環境の中に永く残りつづけます。そのため、海や川の流れ、紫外線などによって細かく粉砕された「マイクロプラスチック(粒径5mm以下となったプラスチック)」は、日本の河川からも検出されています。さらに、世界には廃棄プラスチック対策が不十分の国々が多く、2010年に1270万~4800万トンのプラスチックが海洋に流出したと推定されています。

※参考文献)J. R. Jambeck et al.
“Plastic waste inputs from land into the ocean”

03 予想される未来

目に見えない「マイクロプラスチック」の危険性。

魚や貝類の体内に蓄積し、
私たちの身体に悪影響を及ぼす可能性も。

表面に凹凸が多い「マイクロプラスチック」は、海に残留する汚染物質や重金属などを吸着しやすい特徴があります。まさに、有害な化学物質を吸う小さなスポンジです。すでに、食物連鎖の要となるプランクトンからプラスチックを検出。今後、魚や貝類の体内に摂取・蓄積されることにより、濃度がますます高まり、生態系に悪影響を及ぼす可能性はもちろん、それらを食する私たちの身体への悪影響も懸念されています。

※参考文献)Mato et al. 2001, Browne et al.
2007,Endo et al. 2013,Holmes et al. 2012,Rochman et al. 2014.

04 もうひとつの選択肢

プラスチック樹脂を替える、新しい選択。

リデュース・リユース・リサイクル、
その先にある“ブンカイ”という対策。

「生分解性」。それは、微生物の働きによって、水と二酸化炭素に分解する性質のこと。リデュース(ごみの量を減らす)やリユース(同じ物を何度も使う)、リサイクル(再利用可能な物を選ぶ)では解決できない問題において、いま注目されているのが[生分解性プラスチック]です。海や川といった水環境でも、砂浜や河川敷といった土壌環境でも、プラスチックが短い期間で “ブンカイ” される素材を採用し、これ以上、ごみを増やさない。未来の、あたらしい解決策です。

05 自然に還す活動

今できるエコから、未来のエコへ。

子どもたちにやさしい地球であるために。
今こそ“ブンカイ”アクション!

自然を、不自然にしてしまったのは、人間です。だからこそ、
地球のあるべき姿に、還したい。ひとがつくったプラスチックを、自然に還したい。
私たちは、生分解性プラスチック[Mater-Bi]とともに、
世界中のあらゆる場所でプラスチックごみが消えていく、
未来を創るアクションを推進していきます。